スマホを見る時は目線をあげて

2018.4.29“読む”レッスン オフィシャルブログ

電車に乗ると、スマートフォン(スマホ)を見ている人が多いと

皆さんも感じていらっしゃるのではないかと思います。

 

スマホの世帯普及率は、約70%(平成28年版情報通信白書、総務省)、

15~59歳のスマホの1日利用時間で最も多かったのは、

2時間以上3時間未満(21.7%)でした。

(2017年スマートフォン利用者実態調査、MMD研究所)

 

パソコンやスマホなどを見る時間が増えてきていると思いますが、

この下向き姿勢は、首や肩に負担がかかる姿勢です。

特にスマホは、真下を見る姿勢になりやすい傾向があります。

 

本来、人間の首の骨(頚椎)は前方へカーブしており、

5~8キロもある重たい頭をバランスよく支える機能が備わっています。

しかし、下向き姿勢で重い頭を支えることが積もり積もると、

首の筋肉は常に緊張し硬くなり「ストレートネック」という歪みが生じ、

症状として、首・肩の痛み、頭痛、手腕の痛み・しびれ、めまい・吐き気などが

起こる可能性があります。

 

図 ストレートネック(左)と正常な状態(右)

 

 

ストレートネックを予防する方法の1つとして、

スマホを使用する時の姿勢のポイントがあります。

 

●身体に負担がかかる姿勢

 

 

●身体の負担が少ない姿勢

 

 

それは、「スマホを見る目線をあげること!」

 

そのための方法として…

 

●スマホをもつ手の肘の下に、反対の腕の手首を入れて支える。

 

●座る場合は、椅子に深く腰をかけ、少しお腹を意識して座る。

(腰や背骨が立ちやすく、猫背予防につながります)

 

毎日の生活の中で、少しの意識と工夫で、ご自身の身体を守ってあげてください。

 

参考文献:木津直昭、その痛み不調は「座り方」を変えれば消える、PHP文庫.

 

(文責 笹原千穂)