元気を育てるレッスン
皆さんは普段の生活の中で、股関節や膝関節が支えている重さがどのくらいかご存知ですか?
自分の体重?
いえ、体重だけではないのです。
姿勢や動きによっては体重の何倍もの重さを支えています。
歩くだけでも2~3倍
ジャンプすると5~6倍
と言われています。
ご自身の体重で計算してみてください。
股関節や膝が痛むと歩くのが辛いですよね。
痛みがあると人は動きたくなくなるものですが、
股関節、膝関節は、体重をかけなければ意外と動ける場合が多いです。
動かないでいることは、かえって血流を悪くし、
老廃物を溜め込んで、痛みを増長する原因にもなり、負のスパイラルを起こします。
そこで、誰でも簡単に家でもできるセルフケアが
「貧乏ゆすり」
ちょっと印象の悪い言葉ですが、揺すって細かい振動を与えることで、
関節内の血流や体液の流れを促し、身体を温める効果もあります。
しかもほとんど体重をかけません。
細かい動きは神経の活性化にも繋がります。
お行儀が悪いと思われるかもしれませんが、
家族にはリハビリ・エクササイズと説明して、姿勢を正してやってみてください。
普通の貧乏ゆすりとは違って見えますよ。
背骨にも振動が伝わり、全身の細胞が活き活きと動き出すのを
想像しながらやると、更に効果的ですよ。
両脚均等に動きますか?
どちらかが動きにくかったら、動きにくい方だけ多めに練習しましょう。
貧乏ゆすりは普通タテにゆすると思いますが、慣れてきたらヨコ揺れもやってみてください。
注意!
貧乏ゆすりでも関節が痛む時はムリをせず、中止してください。
(内山尚子)