元気を育てるレッスン
お尻の筋肉は腰から脚にかけて繋がり、股関節を動かすため、大きくて厚みもあり力も強い筋肉です。だからこそ固まってしまうと、脚が動きにくく重たく感じたり、腰痛や坐骨神経痛にもつながります。
また、厚みのある大きな筋肉は奥までほぐしにくく、坐骨や股関節の周りの小さな筋肉は、ストレッチもしにくいため、ボールを使うと効果的です。
★ポイント1
ボールの大きさ・固さ: 硬式テニスボールはけっこう固いので、筋肉の繊維や毛細血管を傷めてしまう可能性があります。
テニスボールでも軟式のものや、ビニール製の柔らかく弾力のあるものがお勧めです。
★ポイント2
ボールを当てるポイント
①坐骨の尖端より少し外側
膝を立てて座り、坐骨の尖端にボールを当て、少し膝を外へ傾けます。
②坐骨の尖端より少し内側
①と同じように尖端に当てて少し内側へ膝を傾けます。
どちらも手で床を支えながら、骨に沿って前後にゆっくりと動かします。
手首や肩がつらい方は無理をしないようにしましょう。
注意! 尾骨に乗らないように気を付けて行ってください。
けっしてぐりぐり勢いをつけて動かさず、5~10往復程度にしてください。
③お尻の一番厚みのある丸みの中央
片肘をついて身体を支えながら、お尻にボールを当て、身体を倒していきます。
④腰骨の上の縁と大転子(大腿骨の上部に張り出している部分)の間
完全に横向きになって、お尻の外側にボールを当て、頭を手で支えるか寝そべってしまっても大丈夫です。
③④は、最初は軽く体重をかけ、動かしながら“一番ひびくポイント”を見つけましょう。
ポイントがみつかったら、あとは動かさず、ジワッと体重をかけ、筋肉の奥の方まで圧が入るのを待ちましょう。
身体の倒し具合や、脚の置き方でも圧の入る向きやひびき方が変わりますので、無理なく気持ちの良い圧が入る体勢を探しましょう。
注意! 長い時間圧迫すると筋肉を傷めたり、収縮する力が弱くなったりしますので、どちらも1分程度にとどめてください。
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